烏龍茶(ウーロン茶)
烏龍茶(ウーロン茶)【概要】
- ウーロン茶は緑茶と紅茶の中間的な存在。
- 油脂の多い中国料理の消化を促進する代表的な中国茶。
- 烏龍茶ポリフェノールというウーロン茶特有のポリフェノールを含む。
烏龍茶(ウーロン茶)は味と香りが優れている中国茶です。中国人は油脂分を沢山使用して料理をしますが、食事をしながら何杯も何杯もお茶を飲んでいます。お茶によって余分な油脂を体内に残さないようにすると同時に消化を促進します。
ウーロン茶はそういった目的に適したお茶で中国料理と一緒に飲む代表的な中国茶と言えます。ウーロン茶以外では普洱茶(プーアル茶)が有名です。
烏龍茶は、緑茶(不発酵茶)と紅茶(発酵茶)の中間的な半発酵茶です。ウーロン茶はつんだ茶葉を日光などに当て、しおれさせ、葉の中に含まれる酵素を若干働かせた後、かまでいってつくります。
茶葉の中には多少酵素が残りますが、これが独特の味とコクを作り出します。又、烏龍茶を作る過程でよい香りのもとになる成分が生成されます。
ウーロン茶の主な成分と効能
一般的に中国茶は消化を助け、胃腸の働きをよくする作用があることが知られていますが、ウーロン茶も同様です。
ウーロン茶は発酵させますので、緑茶にくらべてビタミンCは減少していますが、カフェイン、タンニンなどはほぼ同程度の量を含んでいます。
発酵によりタンニンの性質が変化し、緑茶よりは苦味や渋味を感じません。油脂分を分解するサポニンを多く含んでいるのが烏龍茶の特徴です。
さらにウーロン茶には烏龍茶ポリフェノールという烏龍茶特有の成分が含まれています。烏龍茶ポリフェノールは脂肪分を吸収する効能が高く、肥満予防や生活習慣病予防、ダイエットなどに効果的とされ、特定保健用食品に認定されている商品もあります。
烏龍茶(ウーロン茶)に含まれる健康成分
烏龍茶(ウーロン茶)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。