あしたば(明日葉)
あしたば(明日葉)【概要】
- カロチンやミネラルなどの滋養成分が豊富に含まれる。
- 苦味質や香油成分により胃腸の新陳代謝がよくなる。
- アシタバにそっくりなハマウドは食用できないので採集には注意。
あしたば(明日葉)は別名、明日草や八丈草とも言われ、今日葉を摘んでも、明日、葉が芽ぶくといわれるほど成長力が旺盛な植物です。実際には次の日に葉が芽吹くことはありませんが、それでも4~5日で葉がでてきます。
あしたばは中・南部太平洋岸に自生する宿根草(しゅっこんそう)で、一般的に若い茎葉を野菜として料理の食材に利用にします。
アシタバの主な成分と効能や効果
アシタバはカロチン(ビタミンA)を100g中3700ug程度含む「緑黄色野菜」で、ビタミンB1が0.10mg、ビタミンB2が0.24mg、ビタミンCが55mg、ナイアシンが1.4mg、カルシウムが65mg、リンが65mg、鉄が1.0mg、カリウムが540mg、たんばく質が3.3gなどと豊富な栄養を含んでいます。
あしたばには葉緑素も豊富で、その成分カロチンには抗癌作用があると報告されていますし、ミネラルなどの滋養強壮成分も多いので健康維持に適した野菜です。
あしたばの茎を切ると黄色い汁がでますが、この汁の主成分がイソクエルチトリンといって利尿、高血圧予防、緩下作用などの効果があります。
この他に精油、アンゲリカ酸などがあり、これらの香油成分や苦味質は健胃効果もあり食欲増進や疲労回復が期待できます。
明日葉の料理方法
明日葉は夏の若葉、葉、茎を採取します。句は3~4月です。
アク抜きは塩1つまみを入れた熱湯であしたばをゆで、冷水で2~3時間さらします。サラダ、あえ物、お浸しなどの料理に用います。
アシタバの注意点
アシタバを採集するとき気をつけたいのは、ハマウドと間違いやすいことでです。
花のない時期はあしたばとハマウドはそっくりです。注意するべきはハマウドは食用に適しません。
あしたばとハマウドの見分け方は花のない時期は茎を切るとアシタバは黄色い汁、ハマウドは透明な白い汁が出ます。そして花の色はアシタバは黄色に近く、ハマウドは白です。
あしたば(明日葉)に含まれる健康成分
あしたば(明日葉)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。